こんにちは、Reiccoです。
ミラノには毎日、容赦なく冬の冷たい雨が降り注いでいます。

さてさて、「Natale(ナターレ)」とはクリスマスのこと。一年中で一番、この国が活気づきます。このナタ-レという単語を口にするだけで、皆そわそわ浮足立ち、気ぜわしく心躍らせるのです。この楽しみを支えに10月頃から3ヶ月頑張る、といった感じです。そんなに楽しみなのか、というか夏のバカンス後からそんなに経ってないだろう!と呆れるくらい。街にはメルカ-ト(朝市)が立ち、友達や家族へのプレゼントを選び、来たる12月25日のごちそうを考え・・日本のお正月準備の空気に似ています。

ミラノのナタ-レに欠かせないのが、これ↓Panettoneパネットーネ。DSC_0450 (1024x576) (2)
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レーズンやオレンジピールが入った、ふわっふわで甘いパン。サイズも1Kg、500g、2Kgと色々。といっても普通のパンとは違い、生地の発酵に手間と時間がかかり、技術を要します。

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焼き上がったパネットーネを一晩逆さに吊るして、しぼむのを防ぎます

Reiccoが働くのはバールですが、母体はパティスリーなのです。イタリア語ではPasticceria、そう、ケーキ屋さん。クリスマスシーズンは大忙しであります。

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出番を待つ箱入りパネットーネ達

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10月末、パティシエのババ君が、「Reicco、今年初のパネットーネを焼くよ!嬉しいか!?」と言ってきました。ワクワク・・素晴らしくキレイに焼き上がったパネットーネを見て、あぁ今年もナタ-レが来たなと思ったのです。

オーブン担当のババ君は、東欧からの移民。まだ若いですがとても優秀。
朝のブリオッシュ(朝のブリオッシュだけで10種類ある。うちのお店はフランス寄りのクロワッサン。生地をいちから手作りし、早朝に焼く)から、焼き菓子全般(フルーツジャム入りクロスタータ、アーモンド粉とチョコのトルタカプレーゼ、リンゴのシャルロット、ヘーゼルナッツとシナモンのトルタリンツェルetc)、 タルトなどのケーキの台地、パイ、スポンジケーキ、シュー生地、お米のブディング、ちびサイズの一口菓子の台地etc etc…お昼のパニーノに、果てはケータリングのおつまみ、サンドイッチも作ってしまうという、これを全部一人でこなしているオーブンの主・ツワモノです。
ババ君の作るブリオッシュは、絶品☆隠れた店の名物になっています。1個1.5ユーロ(約220円)とお高めの設定ですが、朝からこのブリオッシュ目当てに毎日来るミラネーゼが絶えません。ババ君が休暇中で居ない時は、ブリオッシュを見てわかってしまうお客さんもいるほど。
作る人によって商品の様相が大きく変わるというのは、この国では珍しくありません。作り手の顔が見えるようで面白いですね。

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ある日のReiccoのまかない朝ごはん

一年で最も輝くナタ-レ時期にイタリアへ来られる方は是非、pasticceriaへ寄ってみてください。きっと地方の特色ある伝統菓子に出会えるはず;)

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